日本大会優勝者
阿部 央(The Prince Gallery Tokyo Kioicho, Sky Gallery Lounge Levita)東京都
日本大会ファイナリスト
大場 海人(BAR BESO)大阪府
荻島 渉(BVLGARI IL BAR)東京都
篠原 恒治(Cigar Bar RINGOKAN)静岡県
西野 真司(union)東京都
パフォーマンス審査員
水澤 泰彦(一般社団法人 日本バーテンダー協会 技術研究局長)
小森谷 弘(一般社団法人 日本ホテルバーメンズ協会 会長)
北村 聡(特定非営利活動法人 プロフェッショナル・バーテンダーズ機構 チェアマン)
GN Chan(BLCC2016 世界大会優勝者)
Ezra Star(Tales of the Cocktail 2017 “American Bartender of the Year”)
プロモーション審査員
GN Chan(BLCC2016 世界大会優勝者)
秋山 具義(クリエイティブディレクター/アートディレクター)
<※組織名50音順>

バカルディラムから生まれた「モヒート」や「ダイキリ」、「キューバ リブレ」などに続く“次世代のレガシー(定番)カクテル”を発掘すべく、2008年にスタートした「バカルディ レガシー カクテル コンペティション(以下、BLCC)」。今や世界中のバーテンダーたちが憧れる、世界で最も権威ある大会のひとつだ。その日本代表を選出するため、みぞれまじりの小雨がそぼ降る2月22日、恵比寿『act square』にて2018年度の日本大会ファイナルが開催された。

前年にセミファイナルを勝ち抜いた5名のファイナリストは、この日に至るまでの3ヶ月間、様々なアプローチで自らのレガシーカクテルのプロモーションを行ってきた。ファイナル当日の第1部「カクテルプロモーション審査」では、そのプロモーション活動の成果を審査員に対して各自アピール。続く第2部「カクテルパフォーマンス審査」では、審査員と観客を前に、自らのカクテルのインスピレーションをプレゼンしながら、7分間で2杯のカクテル制作を実演。今年で日本開催3回目ということで、年々レベルが上がっている日本大会。果たして2018年のファイナルではどんな戦いが繰り広げられたのか?

西野 真司 LA SIESTA

  • 琥珀色のカクテルに浮かぶスターアニスは、リラックス効果が高く8つの角を持つことから、バカルディの創始者ドン・ファクンドとその妻ドーニャ・アマリア、そして6人の子どもたちという親子8人がシエスタしている様子を込めた。材料には、夫妻の故郷であるスペインで生まれたシェリーや、自身の恩人が焙煎した最高品質のコーヒーなど、バカルディと自分自身に縁のあるものを使用。華麗なスローイングで会場を沸かせつつ、最後にすべてをまとめ上げるのは、そもそもプライベートストックだったバカルディ8。家族や故郷、大切な人を思いながら、「家具職人である父の作る家具のように」心休まるカクテルを作り上げた。

荻島 渉 IDLEWILD

  • 54年間に渡って国交が途絶えていたキューバとアメリカ。開口一番、このキューバ革命について言及した荻島氏が作り上げたのは、「2国の交流が途絶えていなかったとしたら生まれていたかもしれない」空想のカクテル。1920年代にハバナで考案されたカクテル「メアリー・ピックフォード」にも使われているマラスキーノと、禁酒法時代のアメリカで多用されていたオレンジジュースをバカルディ8でつなぎ、2国の融合を表現した。そして、この斬新なイマジネーションに、グラスのふちに半分だけスノースタイルにした抽出後のコーヒーの粉で、バリスタでもある自身のパーソナリティもアピールした。

篠原 恒治 RONHUMO

  • 「RON」は「ラム」、「HUMO」は「煙」を意味するスペイン語。葉巻と合うバカルディ8からインスピレーションを受け、キューバのみならず、ここ日本でもサトウキビやタバコ葉を作る生産者たちへのオマージュを込めたというストーリーは、シガーバーに勤める篠原氏ならではの発想。そして、バカルディ8をスプレーし、ココアパウダーを振りかけてシガースタイルにしたグラスにも、同様のアイデンティティが垣間見える。また、スモーキーな風味を演出するきなこや、リッチなコクを出す黒蜜を使用し、日本らしさも味わえるカクテルを作った。

阿部 央 TALES OF 8

  • 昨年に続き、2度目のファイナル参戦となる阿部氏。そんな彼が今作の軸として選んだのは、昨年同様、バカルディ8。そしてやはり、コーヒー農園の娘だった創始者の妻ドーニャ・アマリアへの敬意を込めて、エスプレッソをチョイス。その苦みをすっきりと味わえるように、まずシェーカーの中で潰したのは、8枚のミントの葉。社員ロッカーの番号もバカルディ社創設年の「1862」だというだけあって、数字にとことんこだわるのが彼のスタイル。祖母の故郷であるという沖縄の黒蜜でコクも加え、シェイク、ダブルストレインしながらグラスに注ぎ入れたあとに、口当たりを滑らかにするスパークリングワインで意表をつき、観客を賑わせた。

大場 海人 LAGUNA ROSA

  • BLCC世界大会の開催地、メキシコのラスコロラダス村のピンクラグーンをイメージし、師匠の故郷だという奄美大島特産のピンク色のグアバジュースがベース。そこに、多くのレガシーカクテルに使われているライムジュース、メキシコ生まれのアガベシロップ、未来を象徴する卵の白身、そしてバカルディ スーペリアを加えてシェイク。仕上げに5滴落としたこれまたピンクのペイショーズビターズは、カクテルピックでハート型に。日本もメキシコも、大震災という自然の猛威を経験した国同士として、復興の願いと未来への祈りを込め、メキシコの美しい景色をグラスに表してみせた。

約3ヶ月間のプロモーション活動にこの日のパフォーマンスと、長きに渡り持てる才能のすべてを出し切った5人のファイナリストたち。誰が選ばれてもおかしくないハイレベルな戦いが終わり、ついにジャッジのときを迎えた。壇上に上がったのは、今大会のジャッジのひとりとしてアメリカから来日した、2016年のBLCC世界チャンピオン、GN Chan氏。そして発表された優勝者の名は、「TALES OF 8」を創作した阿部央氏。
1年目のセミファイナル進出も含めると3年連続の挑戦ということもあり、前年度の悔しさを乗り越えついに手にした日本代表の座。阿部氏は目を潤ませながら、まずは開催者、そしてともに戦ったファイナリストたちへの感謝を述べ、「引き続きさらに精進してまいりますので、皆様応援よろしくお願いします!」と力強く宣言した。
見事栄誉ある日本代表に選ばれた阿部氏は、2018年4月末にメキシコシティにて開催される世界大会へと歩を進める。彼のカクテル「TALES OF 8」がメキシコシティで真のレガシーカクテルとなるそんな新たなる物語の展開に期待したい。

BACARDI LEGACY COCKTAIL COMPETITION 2018 JAPAN WINNER'S COCKTAIL TALES OF 8 by AKIRA ABE

The Prince Gallery Tokyo Kioicho, Sky Gallery Lounge Levita
  • RECIPE

    • BACARDÍ 8 50ml
    • Martini Asti Spumante 40ml
    • Espresso 30ml
    • Muscovado Syrup 15ml
    • Mint 8leaves
  • GARNISH

    • Coffee Powder

    GLASS

    • Brandy Glass

    METHOD

    • ミントをシェーカーに入れ、潰し香りをたたせる。スパークリングワイン、コーヒーパウダー以外の材料をシェーカーに入れ、シェイクし、ダブルストレインしながらグラスに注ぎ入れる。スパークリングワインをグラスに注ぎ入れ、コーヒーパウダーをカクテルに振りかける。

セミファイナル通過者ファイナリストTOP5(敬称略)

11月21日(火)に開催されたセミファイナルにおいて、下記5名のバーテンダーがファイナリストに選出されました。
2018年2月22日(木)に開催される日本大会ファイナルにおいて、
この5名の中から日本代表になる1名を選出します。ご期待ください。

  • 阿部 央(The Prince Gallery Tokyo Kioicho, Sky Gallery Lounge Levita)東京都
  • 大場 海人(BAR BESO)大阪府
  • 荻島 渉(BVLGARI IL BAR)東京都
  • 篠原 恒治(Cigar Bar RINGOKAN)静岡県
  • 西野 真司(union)東京都
  • <※50音順>
  • 選出された5名のファイナリスト達
    (写真左から)篠原 恒治、荻島 渉、阿部 央、大場 海人、西野 真司
  • 激戦を繰り広げた20名のセミファイナリスト達

書類審査通過者セミファイナリストTOP20(敬称略)

この度は、「バカルディ レガシー カクテル コンペティション 2018 日本大会」へ
多くの皆様にご応募いただき、誠にありがとうございました。厳正なる審査の結果、20名が書類審査を通過しました。
通過者は11月21日(火)に開催されるセミファイナルに出場し、ファイナル進出を懸けて競技します。

  • 浅井 克昭(The Bar J.W.Hart) 兵庫県
  • 阿部 央(Andaz Tokyo, Andaz Tavern Lounge & Bar) 東京都
  • 大場 海人(BAR BESO) 大阪府
  • 大濵 雅彦(ザ・リッツ・カールトン京都 ザ・バー) 京都府
  • 荻島 渉(BVLGARI IL BAR) 東京都
  • 奥西 敏宏(minibar) 京都府
  • 齋藤 隆一(TRUNK(HOTEL)) 東京都
  • 篠原 恒治(Cigar Bar RINGOKAN) 静岡県
  • 下畑 雄大(IRISH BAR ARIGO) 大分県
  • 關口 岳(Bbar umeda) 大阪府
  • 田中 滉平(ホテルグランヴィア大阪 バー サンドバンク) 大阪府
  • 角田 剛兵(Bar 霞町 嵐) 東京都
  • 永井 徹(ヒルトン大阪 Myplace café&bar) 大阪府
  • 中村 晃子(The door 高倉店) 京都府
  • 西野 真司(union) 東京都
  • 早坂 広宣(ホテルオークラ東京 オーキッドバー) 東京都
  • 宮地 信吾(コンラッド東京トゥエンティエイト) 東京都
  • 山本 奈衣斗(西麻布Amber) 東京都
  • 横山 紘生(コンラッド東京トゥエンティエイト) 東京都
  • 吉田 和裕(Bar Noir) 東京都


※所属は大会参加当時の情報となります。